クレプトマニアとは,盗みを辞めたくても辞められない病的な状況で,窃盗罪の依存症ともいうべき者を指します。窃盗罪を繰り返している者の中には,クレプトマニアである者が一定程度いますが,刑罰を科したところで再犯の防止には繋がらない場合があります。
そのため,クレプトマニアの者が窃盗罪を犯した場合には,医療機関での治療やカウンセラーによるカウンセリングを受けるなど福祉と連携して再犯防止策を探っていく必要があります。また,クレプトマニアの者が窃盗罪を犯した場合には,裁判所に対しても刑罰による再犯抑止力は基本的には望めないことから,福祉との連携によって社会内での更生を図っていくべきことを主張立証していく必要があります。
当事務所は,福岡を本店とし,多数の刑事事件案件を扱う弁護士法人です。熊本・八代・天草・玉名・宇城・荒尾にお住まいで,刑事事件でお悩みの方は,一度当事務所の無料相談をご利用ください。