弁護士コラム

54 面会交流(総論)

面会交流は、別居後や離婚後に子を監護していない親が子と面会する権利を指します。

近年においては、離婚に伴って子をめぐる紛争が多発しており、面会交流が争点になるケースが多く見受けられます。面会交流は、親権者でない親が、日常的に会えない子と触れ合うことのできる親の権利であり、かつ、子の人格形成上不可欠な親の愛情を受けるための子の権利でもあることから、親子にとって重要な権利であると言えます。したがって、面会交流を円滑に進めることは、両親と子にとって重要な関心事となります。

以下では、面会交流に関する具体的な手続きや諸問題について、ご説明いたします。

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