逸失利益の収入額は、事故前の現実の収入額を基礎とすることが原則です。しかし、事故前の現実の収入額を基礎とすることが妥当でない例外的な場合には、現実の収入額以上の金額を基礎にする場合もあります。
例えば、現実の収入額が平均賃金以下であるが、平均賃金が得られる可能性が高い場合には、平均賃金を基礎にすることが認められます。
また、収入のない学生は、平均賃金を基礎にすることが認められます。
さらに、おおむね30歳未満の若年労働者については、学生の取り扱いと公平にするために、現実の収入額が平均賃金以下であっても平均賃金を基礎にすることが認められています。
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