子の引渡しの審判の主な判断基準は、以下のとおりです。
①子の現状を尊重すること(監護が長期間にわたっている場合には、その現状が尊重されることになります。)
②兄弟は原則として分離せず、同一の親が監護すること
③不貞をしたことなど有責性は原則として考慮に入れないこと(不貞行為が原因で子の育児を放棄していた場合には監護者としての適格性がないと判断されます。)
④親の監護の能力や意思(従前の監護状況等から判断します。)
⑤親の経済力(養育費等で補充されるため付随的な考慮要素です。)
⑥監護補助者の有無
⑦連れ去った際の状況(違法に連れ去った場合には引き渡しが認められる方向に働きます。)
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